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川崎市の社会福祉施設に入所している人たち
12人がオウム病に感染したようですね。
オウム病は、鳥を飼っているところやハトの
集まる場所では、感染する可能性があるよう
ですが、今回はそのような場所では、
なかったようです。
原因としては、換気扇の外側にハトが
巣をつくっていて、そのハトのフンでは
ないかとみられています。
鳥を飼っていないからといって、安心できませんね。
気になるので、調べてみました。
オウム病ってどんな病気?
オウム病は、鳥がもっているオウム病クラミジアといわれる
細菌による感染症です。
オウム病クラミジアは基本的に鳥に感染し、鳥に病気を起こします。
人から人への感染は、まれなようです。
この菌は、オウムだけが持っている菌ではなくて、オウムやインコ、
ハトなどが菌をもっている可能性が高いようです。
どんな症状がでるの?
感染すると、1~2週間の潜伏期があり、その後、突然の39℃以上の
高熱や咳がでます。
インフルエンザのような症状や気管支炎、肺炎などの呼吸器、
頭痛、全身倦怠感、関節痛などがみられたら注意です。
さらに、早めに治療しないと、肺炎がひどくなり、呼吸困難を
引き起こしたり、髄膜炎になってしまうこともあるそうです。
とにかく、早めの治療が必要ですね。
治療方法は?
早期治療が重要なのですが、まず、医師に鳥との接触があれば
伝えることが大切です。
飼っていた鳥が急に死んでしまったり、ペットショップに行ったり、
神社や公園などでハトと接したりしたことがあれば、しっかりと
医師に伝えましょう。
感染してしまった場合は、抗生物質での治療が可能です。
服用期間は、2週間ぐらいと長めに服用することが
勧められています。
どのように人に感染するのか?
クラミジアに感染している鳥は糞に混ざって、クラミジアを排泄します。
そして、乾燥した糞がほこりとなり、羽毛などとともに舞い上がり、
人はそれを吸い込むことで感染します。
また、クラミジアに感染している鳥に口移しで餌を与えたり、
羽根、糞や鼻汁に直接触れたりなど、トリとの濃厚な接触で
感染することもあります。
人への感染は、セキセイインコなどをペットとして
飼っている場合が多いようです。
予防するには?
とにかく鳥との過剰な触れ合いを避ける必要があります。
かわいいからといって、口移しでえさなどを与えたり
しないことです。
また、乾燥した糞などから病原菌が空気中に漂って、
それを吸い込むことによって感染する可能性がありますので、
鳥かごは、糞便をなるべく早く片付け、よく掃除して
清潔に保つ必要があります。
また、ペットとして鳥を飼っているのであれば、
オウム病についての知識を持つことが大切です。
そうすれば、鳥の状態を知ることができます。
そして、飼っている鳥が弱ったりしている時には、
まず、獣医の診察を受けて治療しましょう。
あとは、鳥にさわったら必ず手を洗うようにしましょう。
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