エルニーニョ現象で今年の夏は猛暑それとも冷夏?日本への影響は?

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シャクナゲ5月に入り、暑い日が続いてますね。
今からこんなに暑いと、
「真夏はどんだけ暑いのか?!」
なんて、心配になっちゃいますよね。

気象庁のエルニーニョ監視速報によると、今年の夏は、
エルニーニョ現象が発生する可能性が高いと発表!!
はたして、どんな影響をもたらすのか?

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エルニーニョ現象がもたらす影響は?

エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から
南米のペルー沿岸にかけての海面水温が平年より高くなり、
1年以上この状態が続く現象です。

気象庁は、監視をして月に1回「エルニーニョ監視速報」
として、毎月10日に発表しています。

それだけ、この現象が発生した時の影響の大きさが
うかがえます。

どんな影響が起こるのか?

エルニーニョ現象が発生すると世界中で異常気象が起こって
しまいます。

最近発生したのは、2009年夏から10年春にかけて発生し、
アジア全土で雨が非常に多くなりました。
また、欧州・北米・中国・韓国・インドでは、記録的な大寒波
となりました。

日本でも、西日本で長期的な豪雨、北日本では寒い秋と
なりました。

このように、異常気象をひきおこします。
今年の夏に起こると、冷夏になる可能性が高くなります。

夏にエルニーニョ現象が発生すると、太平洋熱帯域の西部では
海面水温が低下して対流活動が不活発になり、日本付近では
太平洋高気圧の張り出しが弱くなるからです。

そして、太平洋高気圧の張り出しが弱いと、梅雨前線を
押し上げられないので、梅雨明けが遅くなり、
冷夏・多雨・日照不足になる傾向があります。

冷夏・多雨・日照不足で心配なのは、災害や農作物への
影響ではないでしょうか。

最も被害が拡大したのは93年夏から冬でした。
日本は39年ぶりの冷夏となり、大雨や日照不足の影響で、
稲作を中心に農作物に被害が出ました。

雨が多くなることによって、土砂崩れや河川の氾濫、
それに伴って、道路が通行できなくなり、物流への
影響などが考えられます。

これにより、価格の高騰をまねく恐れがあります。

ただ、悪いことばかりではありません。

冷夏になれば、熱中症にかかる人が減少するでしょう。
屋外での活動などがしやすくなりますので、出かけやすく
なります。

また、エアコンなどの電気を使用する器具の利用が
減りますので、電気の使用量が減ります。

これにより、家庭での電気代の負担が軽減されるのでは、
ないでしょうか。

また、冬は暖冬になる傾向があります。
しかし、93年冬では、全国的な平均気温は平年よりも暖冬とされましたが、
「西日本~北日本の日本海側」では、一時的に強い寒波・豪雪があり、
「東日本~北日本」では寒春など寒暖差が大きくなりました。

自然が起こすことに対して、人間の無力さを痛感させられることは、
たびたび起こります。
今夏は、そのようなことがないように祈るばかりです。

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