星野監督が胸椎黄色靱帯骨化症で休養へ、治療方法は?復帰はいつ?

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星野監督東北楽天ゴールデンイーグルスの監督といえば、星野仙一監督ですね。
昨年は、チームをリーグ優勝と日本一に導きました。
その星野監督が一時休養することになりました。

原因は、腰椎椎間板ヘルニアと胸椎黄色靱帯骨化症です。
この胸椎黄色靱帯骨化症は、厚労省指定の難病に指定されている
病気です。

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 胸椎黄色靱帯骨化症とは?

聞きなれない病名の胸椎黄色靱帯骨化症とはどんな病気なのでしょうか?
病名は難しいので、部分的にわけてみてみましょう。

胸椎(きょうつい)とは何か?

簡単に言ってしまうと、背骨の胸の部分です。
一般的に背骨といっている部分は医学的には脊椎(せきつい)
と言われ、32~34個の椎骨からなります。

この脊椎は、頸椎(けいつい)、胸椎、腰椎(ようつい)と
部分によって名前がわかれています。

胸椎が、頸椎・腰椎と違なるのは、肋骨が結合する椎体であることです。

黄色靭帯とは何でしょうか?

黄色靭帯は、脊髄(せきずい)の後ろにある椎弓(ついきゅう)と呼ばれる
椎骨を上下につないでいる靭帯で、名前のとおり黄色い色をしています。

脊髄は、脊椎の中を通って脳につづき延髄とともに中枢神経系を構成する器官です。
脳と脊髄を合わせて、中枢神経と呼ばれています。

つまり、黄色靭帯骨化症とは、この黄色靭帯が通常の何倍もの厚さになり、
骨の様に固くなります。

そして、脊柱管内の脊髄を徐々に圧迫することによって
症状が現れてきます。

この病気は、欧米人と日本人を比較すると、明らかに高頻度に
発生することが知られています。

しかし、なぜこの様な靱帯の骨化が生じてくるのかに関しては
原因がわかっていません。

どんな症状なのか?

初期段階では、足の脱力やこわばり、しびれ、また腰や背中の痛み、
足の痛みが出てきますが、痛みがない場合もあります。

また、100メートルほど歩くと、休まないと歩けないなどの症状が
現れることも あります。

そして、重症になると歩行困難となり、日常生活に障害をきたす状態に
なってしまいます。

どんな治療方法があるのか?

治療方法としては、消炎鎮痛剤の内服を行います。
また、痛みが強い場合は硬膜外ブロック、いわゆるブロック注射を
行うこともあります。

そして、さまざまな治療法を組み合わせて経過をみていって、
それでも改善されない場合は手術を行うことになります。

過去にこの病気を患ったことのある選手は?

プロ野球現役選手では巨人の越智大祐選手やソフトバンクの大隣憲司選手が
患った経験があります。

両選手とも手術は成功していて、現在、復帰に向けて調整している
ようです。

楽天の2軍チーフ投手コーチの酒井勉コーチも、現役のオリックス時代に
患った経験があり、手術は成功したものの一軍で登板することなく、
引退することになってしまいました。

星野監督の復帰はいつごろ?

現在、歩行が困難なほど症状が悪い様子ですね。
この状態だと、手術は避けられないかもしれません。

手術のあとには、リハビリもしなければならないので、
復帰のメドはたっていないようです。

チームのためにも、ファンのためにも、難病を克服して、
早く監督復帰してもらいたいですね。

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